2006年02月07日

女系容認の私が思う男系継承妥協案っていうタイトルだったのだが、ご懐妊おめでとうございますというニュースが入った。

天皇制を崩壊させないために守らなければならない一線はこれだ。
「旧宮家男系男子つまり一般人と、ごく普通の一般人女性との間に生まれた子つまり一般人同士の子は、天皇にはなれない。」
皇室と親戚付き合いがあろうが、祭祀をやってようが、JOCの偉いさんだろうが、一般人だ。それがごく普通の国民感情だ。竹田恒泰さんの子供や孫が天皇だなんて無理だ(竹田さんに個人的に悪感情があるわけではなく、単にこの人の子孫が天皇かと想像すると天皇制崩壊の絵が浮かんだだけである)。

以下案を箇条書きしていこう。
・内親王は、結婚しても皇室に残る、宮家を創設するというように皇室典範を改正。
・女王は、結婚して皇室に残る残らないかは、自分たちの意思によると皇室典範を改正。
・特に三内親王には、皇太子・秋篠宮が「あなたたちは大人になれば、旧皇族の男系男子と見合い結婚するのよ」と言いきかせ教育する。内親王はまだまだ小さくてらっしゃるので、自然な形で教育してもらいたい。可及的速やかに、今から始めてもらいたい。(そういう教育が行われているのは国民には黙ってたっていい。)
・旧宮家は、元皇族男系子孫の婿入り以外での特別の皇籍復帰はなし。
・元皇族男系子孫で内親王及び女王と年齢が合う方には「覚悟」してもらう教育をする。
・旧宮家の男系男子が、内親王及び皇室に残る女王方と結婚。
・天皇の皇位継承は今上陛下の次は皇太子、その次は愛子さんではなく、愛子さんと旧宮家の男系男子との男のお子さん。(皇位継承順位は現行のままでよい。女帝は認めない。)
・その後も、男系継承のために同様のことを行う。万策尽きるまで。

結果として、男系男子が皇籍に入る。男系天皇が存続できる。これじゃダメなのかしら、と思う。
「教育」というのは微妙だし、人権を侵害することになりかねないが、現代において男系継承を維持するというのはそういうことを内包するし、そもそも象徴天皇制自体が暗黙の人権侵害・差別なのだから、今更とやかく言うのはおかしい。でも本音言えばほんとこんなんなら、素直に女系容認でいいと思う。

男系維持派がよく持ち上げ引用する男系継承維持の意見を持つ寛仁親王は女帝についてこう述べておられる。
「彬子瑶子両女王が皇室に残るなんて寝耳に水だ。そんな風に育ててきていない。本人たちもそう言ってる。女性天皇に反対だ。」(引用ではない。筆者の記憶による要旨抜粋。引用元が調べられなかった。誰か教えて。)

この案を理解してもらうには私の考えを御覧いただいたほうがよいだろう。稚拙な文だが、どうぞ。
「男系継承維持かつ女性天皇容認」はやはりありえない。
現代の天皇にはどうしてカリスマがあるのか。〜皇位継承は直系長子優先がいい〜
男系維持で国民に支持される安定的な皇位継承は可能か。
憲法改正私案、国民投票(1)概要

以上は、ちょっとここ何日か考えて書き進めてきたことなので今日の予定稿だった。で、そんなことやってる間に皆さん御存知の出来事が起こったのだ。
もうすでに男子か女子か宮内庁は知ってるんだろうか。過去に、赤ちゃんが生まれる前に男女を発表していたのだろうか。。読者の皆さん教えて、愛子さんのときはどうだった?
そう、秋篠宮妃紀子さんがご懐妊という大変おめでたい報道があった。

社民党福島党首の「ご懐妊と皇位継承問題は別だ。」という意見がある。これは、基本的には賛成なのだが、福島さんのように純然たる別物だとは私は思えない。「別だ。」と言い切るのはこれまた馬鹿だ。

秋篠宮ご夫妻に負担がなければいいと思う。また愛子さんの養育を考えれば、皇太子ご夫婦にも負担にならなければいいとも思うのだ。男女の確率は1/2なんだから、あんまり男子男子って言っちゃいけないなあと。私としてはみんな冷静に冷静にって切に願うところだ。
飛びつきたい気持ちはよくわかるし、仮に男子が生まれるならば、私自身も伝統を軽視してるわけじゃないので飛びつきたい気になる。しかし少子化傾向は変わらないのだから、女系宮家創設等々含め、一世代だけのラッキーに飛びつかないようにということを考えると根本の結論に変わりはないというのは本当だろう。そして、いつも言うが側室制度か遺伝子レベルの男女産み分けを訴えなければ、男系維持に説得性はなく、先延ばし論だ。
天皇制、その連続した国民的支持ということを考えれば、短期的視点も長期的視点もバランスよく見なければいけない。国民的支持が天皇制を支え、現代において国民的支持がなくなれば天皇制は崩壊する、というのが私の一番の主張だ。伝統や歴史よりも、何より国民的支持が必要なのだと言ってもいい。
そういう意味では、もし紀子さんのお子さんが男子であれば、この男系男子を天皇にという世論が大きくなれば(すでに私もそういう世論の一つになった)、過去将来にわたり連続する国民的支持の重要な一端を担う現代の国民の意志は尊重しなければならない、そう思う。

ちなみに、上に示した案は、たとえ秋篠宮家の第三子が男子だったとしても活きる。
ちょっとわかりやすく書くと皇位継承順位は、
皇太子→愛子さんと旧宮家男系男子との男子のお子さん(生まれてない・男子が生まれるとは限らない)→秋篠宮殿下→秋篠宮の男子のお子さん(生まれてない・男子が生まれるとは限らない)
となる。現在の皇位継承順位と同じだ。だが、この案は実現しないだろう。
あんまり男子男子言うなという私が男子男子言いすぎた。。

でも、下世話な話だが、皇位継承問題が取りざたされる中にあって、秋篠宮と妃はあえて努められたのかなあなんてちょっと思う。次女佳子さんから間が空いたもの。そうであるかないかはわからんし、まさか記者も聞けないだろうけど、そうであったなら一国民としてご夫妻には感謝したい。
そして、もし第三子も女子だったら、ある種神格である天皇の事柄を議論している時期ということも含めて、それは運命・天命で、日本国民に伝統を変える覚悟をせよ、という知らせなのだろうという気がする。
生まれるのは、男子か女子か非常に大きな問題だ。そのことが雅子さんには負担になったのだけれど、それはいたしかたないなあと今日のことで思った。
母子ともに無事に生んでもらいたいな。

しかし、皇室会議議長たる人にも情報が入らないもんなんですね。我々一般国民とほぼ同時間に知ったらしい、それともあの狼狽は演技なのかな。。
皇室典範改正は、来年になるだろう。さすがの小泉さんでも、ここをゴリ押しは無理だし、国民もついていかないだろう。ひとまずは、それがいい。
最後に「旧宮家つまり一般人の子は、天皇にはなれない。」というのは守らなければならない一線ということをもう一度私はゴリ押ししておく。

予想外のことがあって支離滅裂な文章になったが、秋篠宮家の第三子が男子か女子かわかなければ思考がこれ以上進まない。

追記:ここまで読んだ方は、コメント欄見てください。さらなる良案が書いてあります。
posted by 総理大人 at 18:56| Comment(6) | TrackBack(1) | 政策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「妥協案」だったら、特別法で次のように定めればよいでしょうね。

・旧宮家の未婚の男系男子の子孫が、皇族女子と婚姻する場合に限り、皇族の養子となることができる。(たとえば、一旦、三笠宮とか高円宮の養子になる。そうした上でその宮家の一員として愛子さまや眞子さまとご結婚いただく。婿養子ではない)

・養子となった旧皇族の子孫本人には皇位継承権はない。ただし、皇位継承順位の基準にはする。(順位には一応数えるものの、本人は「欠番」扱いでその子孫が継ぐ)
Posted by 猫研究員。 at 2006年02月08日 01:24
それだと女系宮家は作らなくていいんですね。私の言うことだとやっぱり法的にも婿養子ってことになるんですね。一般人の感覚で、夫婦がどちらかの姓を名乗れば、つまり皇室だと無姓になるってことなのかなあと思ったり。。一般の戸籍もあんまりよくわかんないので、皇統譜のことはさっぱりです。
奥さんの皇族は民間人になるってことでしょうか。
でも、国民の支持も大丈夫だろうなって思います。
師匠の教えてくださった方法で後者の利点がわかんなくて情けないんですが、私の考えたことは戸籍関係か継承順位に欠陥があるんだろうなって思います笑

いつもながらアドバイスありがとうございます。
Posted by 総理大人 at 2006年02月08日 11:26
遠縁から血筋の近い宮家に一旦養子に入り、なおかつ従来の系統の皇女を皇后に迎えるという継承方法は、それほど珍しいことでないので、それにならってみたというわけです。皇位継承順位の付け方の説明が分かりにくかったと思うので、具体例(あくまで仮定)で解説してみましょう。皇室典範は基本的に改正していないとします。

常陸宮殿下(皇位継承順位3位)のところに、東久邇○彦氏が養子に入り常陸宮○彦(准)親王とする。実子ならば継承順位4位になるのでとりあえず仮に4位としておく。愛子内親王を妃殿下として迎える。愛子内親王の御身分は常陸宮○彦(准)親王妃となる。お二人の間の男子の長子は皇位継承順位5位に相当。ただし、○彦(准)親王は「生まれながらの皇族」ではないので4位だが飛ばして、5位に当たるそのお子様(及びそれ以降の方々)の順位を一つ繰り上げる。

総理の案でも男系の血筋を引くことには違いないのですが、歴史的に見て直接婿養子を迎えるという形は確かなかったと記憶しているので、そこら辺を考慮しました。婿養子の形にしちゃうと形式上は女系になってしまうので、回りくどい形をとっていたのだと思います。
Posted by 猫研究員。 at 2006年02月08日 23:38
皇籍復帰する人の奥さんなんだから女性皇族も民間人になるはずないですね。えらい勘違いしてました。。

継承順位も系図見ながら理解できました。
常陸宮系統に佳子さんが入っちゃたって、三笠宮系統に愛子さんが入っちゃたら、継承順が逆になるーーなんて思ってたんですが、愛子さんの愛するだんな様が常陸宮系に養子に入ればすむことでした。言ってる意味伝わるかな。。

とにかく二つも勘違いして情けない。

>婿養子の形にしちゃうと形式上は女系になってしまうので、回りくどい形をとっていたのだと思います。

そういうことなんですね。もっともですね。先人の智恵はいかなければなりませんね。

わざわざこの理解力のないアホのために、補足してくださってありがとうございました。
おかげさまで、(たぶん??)バッチリ理解できました!!
つまり、見立て直系の女性皇族(今で言えば愛子さん)の旦那さんをどこの宮家の養子にするかということが、直系継承の雰囲気を保つためのポイントってことですね。
皇室典範は、養子可能にする改正だけで対応するか、それを特別立法にして対応するだけでよいってことですかね。
Posted by 総理大人 at 2006年02月09日 00:37
そうですそうです、まさにその通りです!ご理解いただけてよかったです。皇室典範は恒久法との位置づけなので、こういう臨時的な措置は特別法で対処するのがよいでしょう。
この案の弱点は、誰にどこの宮家に養子に入っていただくかという点に恣意性が入る余地があることですね。今上陛下から見て直系長系により近い内親王のお相手ほど、今上陛下の血筋に近い宮家に養子に入っていただくとか、あらかじめ決めておく必要があるかもしれません。(例:愛子様のお相手は常陸宮家、眞子様のお相手は三笠宮家、といった具合に…。)
Posted by 猫研究員。 at 2006年02月09日 23:05
>皇室典範は恒久法との位置づけなので、こういう臨時的な措置は特別法で対処するのがよいでしょう。

>今上陛下から見て直系長系により近い内親王のお相手ほど、今上陛下の血筋に近い宮家に養子に入っていただくとか、あらかじめ決めておく必要があるかもしれません。

ふむふむ。そうですね。
ご自分の意見と違うのにもかかわらず、私の妄想に付き合って、最高のアドバイスもくださって、コイツ理解したかな〜ってまた確認してくださって、いたれりつくせりですね◎なんていい人だって感動です。ほんとにありがとうございました。
Posted by 総理大人 at 2006年02月09日 23:32
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雅子さまと紀子さま、不思議なご縁
Excerpt: 紀子さまのご懐妊のニュースは、私たちをぱっと明るい気持ちにさせてくれましたね。皇室に入られたお二人の方、雅子さまと紀子さま。じつは、名前にこんな不思議なことが出てました。
Weblog: 「超」簡単占い講座
Tracked: 2006-03-07 09:34
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