2006年04月03日

参議院の「宣言」

選出方法の話題は、後回しにして機能というかイメージを考えていこうと思う。

いくつか参議院の「宣言」を考えてみた。アイデア段階。

T:委員会専心宣言、本会議不要宣言
参院に求められるのは「良識の府」「再考の府」という点だ。これは即ち参議院=専門家院というイメージになるだろう。
専門家院というのは一粒さんも指摘されたとおり、官僚政治の打破という視点からも非常に必要なのだと痛感させられる。
(官僚が議員に法案趣旨説明するときなどに、官僚は「いいとこ」だけを説明し、何もわからない議員は官僚の説明をウンウン聞いていた。議員にウンウン言わせるために必要な部分だけを官僚が説明する。などという話も元官僚の議員さんがしていた。笑)
しかし、これは笑えない話だ。笑 そうなると、門外漢がよくも知らない法案に対して、賛否を表明するという行為自体が無駄である。また混乱を招き迷惑である。
現在、党議拘束によって、参院も衆院も党から本会議前に渡されるペーパーで賛否を投票するという。
政権を決める衆議院には、もちろん政党化してまとまってもらわなければいけない。また衆議院は特に「民意」という視点があるので、議員各位にも広範な知識を持って国政に当たってもらうという役割もあると思う。門外漢という視点は衆院には不要であり、衆議院議員には門外漢だからこそのアイデアを求められていると言っても過言ではないのだと思う。衆院には、党議拘束が必要だと個人的には思う。したがって本会議の存在も必要であると思う。

上述したような理由によって、参院の本会議議決自体が無駄な行為である。専門家による議論の中での、委員会議決のみで法案等の可否を決めるのが妥当だろう。
一つ懸念があるとすれば、委員会間の派閥争いが考えられる。これは委員会連絡会議を設置することによって、各議案の割り振りや、議案ごとの合同委員会設置を決めればいい。具体的には、委員の過半数の議決で、その委員会がある議案に首を突っ込めるというような制度を作ることが必要だ。
また、こと憲法においては常設の各委員会の代表からなる憲法委員会を置いた上で、その発議に当たっての議決では本会議(的なもの)を開くようにする。

U:逐条・具体審議宣言
現在国会では逐条審議は行われていないのだろうと思う。
参議院は、たとえば伊藤公介議員などの疑惑追及や永田メール問題などとは一線を画する議論をしてほしい。いや、政府や衆院を監視する役目も参院には期待したいので、疑惑追及委員会でも設置してもらって、まかり間違っても予算委員会が疑惑追及委員会になるようなことは避ける。
そういうようなことで(?)、参議院は逐条審議を中心に議論してほしい。これは「再考の府」という理念とも密接に関連することでもある。
また、抽象審議を排すことで衆議院と同じ議論が行われるということを防ぐことにもなるだろう。

V:円卓議論宣言
現在の質疑といえば、質問者と政府側が向き合って、立って発言するというような形だ。これは議論というよりかは、「発表」の雰囲気がある。
参議院には円卓に座って、文字通りの議論をしてほしいと思う。憲法調査会方式こそ、「ああこれ参院」だと思ったわけだ。
立って話すのと、座って話すのとが違うだけじゃないかと言うむきもあろうが、立って話すのと座って話すのとでは全然違う。これは実感だ。皆も感じることができるだろう。もう一つ、現在の質疑の方式では1対1だが、これを政府側VS委員会メンバー全員、あるいは委員VS委員という形にすることで、逐条審議にふさわしい良識の府にふさわしい議論が期待できると思う。参院の議論はぜひ机を囲んでやってほしい。「それっぽい」ことも重要なのだ。

残りのイメージ
・議員立法宣言…専門院の真骨頂
・通年開会宣言…会期に左右されない議論を。

とにもかくにも衆議院との「違い」がないと二院制の意味なんてない。「違い」を際出させることに力点を置いてアイデアを発掘していこうと思う。
で、個人的テーマの「参院と地方分権」については、アイデアが浮かんだり、消えたり、忘れてしまったり。。このテーマは今度。
posted by 総理大人 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 参議院と二院制のあり方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。